展示の中心となるのは、本を積み重ねて地層に見立てた新作《Strata》。地層は、生物の生態や自然環境の情報が刻み込まれた「歴史書のようなもの」という例えから着想を得て、資生堂ギャラリーの小展示室の床から踊り場の床下までつながる本棚に、約500冊の本と、そのあいだに鉱石や化石を配置し、生物の誕生から人新世までの時と知の連なりを表します。同じく新作となる《Timepiece》は、割れた砂時計からあふれ出した砂、石、岩で構成され、時間の概念について考えさせると同時に受け継がれていく生命、あるいは生命の終焉を想起させます。また、自然界に広くみられるフラクタル形態を用いて自然の摂理における「個」と「全体」について言及した《Can't see the forest for the leaves》 、すべての生命の源となる光をテーマにした《Spectrum》など、新作とこれまでの作品を再構成したものを中心に約20点展示します。
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