椹木野衣(著)
税込1870円
筑摩書房 8月6日発売
1998年に美術評論家の椹木野衣が発表した記念碑的書籍が文庫化。戦争画から、90年代現代美術まで、「非歴史的」で閉ざされ、歪んだ「悪循環」を反復する「悪い場所」日本の精神史を、美術という視座から問い直す。
BNN編集部(編)
税込2420円
ビー・エヌ・エヌ 9月18日発売
多様な人間の在り方や不均衡な社会構造にまつわる様々な問題が明らかになり、戦争や虐殺、社会格差、差別や偏見などの問題もより身近に聞こえてくるようになった現代。「人」と「世界」、そして「表現」に向き合う12人のマンガ家・イラストレーターの作品紹介とインタビューが収録される。
作品紹介+インタビュー:スケラッコ/増村十七/北村みなみ/谷口菜津子/サイトウユウスケ/ながしまひろみ/木内達朗/はらだ有彩/大白小蟹/とあるアラ子/新地健郎/やまじえびね
高畑鍬名(著)
税込2200円
中央公論新社 8月21日発売
裾を出すのか入れるのか。日本の若者は周りの友達と同じようにTシャツの裾をさばかないと「みっともない」「ださい」と言われ、笑われてしまう世界に生きてきた。映画関連の仕事に携わりながら、2010年よりTシャツのイン/アウトの構造や変遷を研究してきた論者が、ファッション史の「死角」をひも解く。
小林美香(著)
990円
朝日新聞出版 8月12日発売
缶コーヒー広告のスーツ姿と背景の高層ビル群、「出世」や「モテ」と結びつけられるヒゲ脱毛、決まって命令口調で真正面から睨みつける本田圭佑など、街中の広告には“理想の男性”の虚像が潜んでいる。ジェンダーと広告の関係を論じてきた写真研究家・小林美香が、近年の広告事例を元に〈男らしさ〉のイメージを分析する。
佐々木真、原田敬一、松本彰(編著)
4400円
大月書店、7月25日
「何のために、何を、いかに」展示しているのか。世界の戦争博物館から56館を選び、設立の経緯や展示物などを概観する。国威発揚、ナショナリズムの涵養と克服、記憶の継承、観光化など、変化する姿とその意味に迫る。なお、Tokyo Art Beatでは、大英帝国戦争博物館・北部館を事例に戦争展示の可能性を論じた論考も公開中。こちらもぜひ併せて読んでみて欲しい。